相続した家を売却したいが、何度現地に足を運べば良いか?
子供のいないお姉さんが亡くなり、突然ふじみ野市内の家を相続することになった千葉在住の方からの電話相談でした。その家の売却を考えているが、ご相談者自身も病弱で、なかなか現地に来ることが難しいので、売却する中で最低限何度足を運ぶ必要があるのか?を心配してのご相談でした。
通常、売却する中で売主には売買契約時と決済時の最低二度は現地に足を運んでもらえるよう依頼します。一度目は売買契約時で、場所は主に不動産業者の事務所で行います。ここでは契約の締結と手付金(売買代金の一部)の受け取りを行います。そして二度目は決済時で、買主の指定した銀行で行うことが多く、ここでは残代金の受け取りと不動産の名義変更手続きを行います。
それ以外にも売却の中で、条件によっては色々と現地での作業が発生することもあります。例えば、建物内の家財の処分を依頼する場合の業者見積りやその作業の立ち会い、建物を解体する場合の立ち会い、測量での隣地所有者との境界確認、敷地内の草むしり等々、と面倒な作業が出てくることがありますが、これらについては現地にいる我々不動産業者でも代行できる作業です。
なので、売主には上記の最低二度の依頼をしますが、売主によっては、施設や病院に入所していて一度足を運ぶことさえも難しいという方もいらっしゃいます。そんな際には、代理人を立てたり、こちらから出向いて手続きを進める等の特例での対応も可能ですので、事前に我々不動産業者に事情を説明していただければと思います。