第45回
市内の実家を相続したが、売却に踏み切れずに困っている
10年前に相続したふじみ野市内の実家が空き家のままになっていて、管理が重荷になってきたので手放したいが、なかなか売却に踏み切れないでいるというご相談でした。この方のように、自分の生まれ育った家やご両親への思いから、いざとなると売却に踏み切れないとお困りの方がとても多いです。
そんなケースでは、家の中がご両親が生活していたままの状態になっていることが多く「売却するか否かよりも、まずは家財の処分だけでも始めてみたらどうか?」と提案することが多いです。売却するにしても人に貸すにしても、家財の処分は所有者の責任ですので、いつかは行う必要があります。また、先に書いた家やご両親への思いは、家財道具等の生活していた姿が残っていることでより強くなることが多く、前に進めない大きな要因になっていることもあるからです。
そんなことから始めて「家の中が空になって気持ちの整理がつき、売却をする決断が出来て前に進めた」というお客様も過去に多くいらっしゃいますので、ひとつのキッカケとしては良い方法だと思います。
家財の処分については、大量の場合にはなかなかご自身で行うのも大変なので、不要品回収会社に依頼すると便利です。一度、家の中を見てもらい見積を取っておくことをお勧めしています。費用は家の広さや家財の量にもよりますが、大まかには30~40万円位が目安です。