第21回
遠くに住んでいるのですが、空き家の売却は出来ますか?
全国で空き家の増加が社会問題化していますが、売却しない理由の中には「面倒だから」「遠くに住んでいるから」「必要経費を準備出来ないから」といった理由も多いそうです。
不動産売買というと、難しい・面倒くさいというイメージが先に立つことが多いようです。確かにマイホームを購入する場合には、自分自身で物件を見学したり街を歩いたりしますので現地に何度も足を運ぶ必要があり、銀行の手続きや引越しも面倒な作業かもしれません。
しかし意外と知られていませんが、売却の場合には簡単に進めることが出来るのです。極端に言えば、所有者は必要な書類を揃える程度で済み、もし家財の処分や建物の解体、測量等をする場合でも、それは不動産会社が代行することが出来ますので、遠くに住んでいても心配ありません。
また「必要経費を準備出来ない」ということですが、建物がボロボロで更地にしてからでないと購入してもらえない、と思い込んでいるからかも知れませんが、実際はそのままの状態で売却することが多いです。もし建物の解体や測量が購入の条件だとしても、それらに掛かる費用は受け取る残金の中から支払えるように各業者と交渉することも出来ますので、所有者が事前に費用を準備する必要もありません。
ですから、そんな理由で空き家を放置されている方がいらっしゃれば、お気軽にご相談いただきたいと思います。