第40回
家を売却する際に、お隣に声を掛けておくべきでしょうか?
売却を始める時「お隣には話しておいた方が良いですか?」と聞かれることがあります。結論から言えば、売主様ご自身で売却する旨を言っておいた方が良いです。売却を進める中で、境界確認の立会いを依頼したり、空き家であれば建物の解体によって迷惑をかけるようなことも起こります。トラブルを起こさずにスムーズに売却を進めるためにも、事前の声掛けが大事だと思います。
また、当社からもご挨拶を兼ねて売却の旨を伝えに行きます。理由は、スムーズに進めるというだけでなく、売却を始めて情報が公開されると、それを見たお客様や業者が現場を訪れることが多くなります。事前に知らせずにいて不審者と勘違いされ、警察にでも通報されたら大変だからです。
もう一つは、昔から「地続きの土地は借金してでも買え」ということわざがあるように、お隣に購入してもらうケースが多々あります。お隣にとっても大きなメリットになる場合もありますので、念のため購入の意思を確認しておきたいからです。
以前は「近所に知られないように売却したい」というご希望の方もいましたが、ネット社会になった今では、なかなか知られずに進めることも難しくなってきています。ここは少しでも良い条件で売却することを第一に考えて、割り切っていきたいものです。